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まんが家に向いてるか向いてないか


2023年に入ってからの初投稿だね。

今年もよろしくお願いします。


2/15にLove Jossie「偶然の恋、教えます」story 15 と初の電子コミックスが配信されます!

「偶然の恋・・・」の初回の配信は2021年の11月だったが、作業自体は2021年の4月からだったんで、漫画家になってそろそろ2年経つ。

最初デビューが決まった時、

「私は漫画家だ!」って堂々自分のことを紹介してたが、時間が経つと段々恥ずかしくなってきて、今職業を聞かれたとき、「漫画を描いて生活してる者です」って言うようになった。


昔手相に詳しい知り合いに手相を見てもらったとき、以前やってた職業(まんがアシスタントの前の仕事)は「天職」だって。

確かに漫画の仕事と比べると、おそらく以前の職業のほうが得意だと思う。10年間以上その仕事をしてたが、正直、私にとってストレスしかなかった。得意とはいえ、全然楽しめなかった。給料はよかったにもかかわらず、ストレス発散のため給料はほとんど使っちゃった。多分他の職業でもそうだけど、得意だから向いてるとは限らない。


だからといって、漫画家にも向いてないかも思ってた。

なぜかというと、「特技はストレスを溜めること」って言われるぐらいストレスが溜まりやすい人間だから。あとは基本私は打たれ弱い人だ。

ただなぜか漫画の場合は違うみたい。常に漫画を描いてストレスを発散してるし、漫画に関しては打たれ強いみたい。持ち込みに行ってダメ出しされても次にいけるし、デビュー後ネームが担当さんにボツされても凹まない。得意とは言えないが、結果的には向いてるかな。


生きてる間やっぱり夢以外いろいろやりたいから、ずっと夢を追いかけるにはいかない場合もある。

家庭を持ちたいや両親に安心させたいとか。夢をあきらめなきゃいけないこともあるよね。

結局は優先順位次第だと思う。私の場合は常に漫画家になることは一位だから、なんとか更年期に入る直前デビューできた。(マジ遅いっ!)


漫画アシスタントをやってみたら、自分は漫画家という仕事をやれると思ってた。実は漫画家になりたい人が漫画アシスタントになってから漫画を描かなくなる人が多いらしい。やっぱり仕事が終わって家に帰ったら、普通なら描きたくなくなるもんね。もし本当にそうだったら漫画家になる情熱はそこまでの程度だと思う。私の場合は仕事が終わっても家に帰って普通に描けた。つらいとか思ったこともなかった。

漫画アシスタントをやって一つ大事なことを学んだ。漫画家になったら、おそらく一番つらいのは作業ではなく、ネームだと思う。ネームさえできたら、残りの作業はやればいいだけの話。もちろん徹夜したりしたらそれはつらいけど。だからそれも含めてネームが早く仕上げることがすごく大事だと思う。

徹夜にならないため、完璧なスケジュール管理は必要だと思う。

私がアシスタントを勤めてた頃、くさか先生のスケジュール管理は非常によかったんで、当時週間連載1本と月間連載2本にかかわらす、フルタイムのアシスタントは私だけで連載をこなしてた。時々残業はあったものの、私は徹夜一度もなかった。だからアシスタントをやって学んだものが多かったし、「自分は向いてる」と自信を持つようになった。


今プロになってすべて一人でやってるけど、つらいと思ってないね。

もちろんまだ2年目だからだろう。もしかして5年後嫌になって辞めたりして。

ただデビューするまでは約20年間かかった。今漫画を描いて原稿料をもらってるんで、

それ以上嬉しいことはない。そんなに簡単に嫌にならないと思う。

ネームを書けなくなったら別やけど。


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